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ちむぐくる

2011年2月4日 
琉球国祭り太鼓ボリビア支部の10周年記念公演がサンタクルス市とコロニアオキナワの二ヶ所で行われた。
ペルー、アメリカ、アルゼンチン、ブラジル、そして日本から総勢80名もの支部のメンバーが
その日のために各国から自費で集結、ボリビア人、日系人にその迫力の演技を披露してくれた。


イーヤーサーサー!!ハーイーヤー!

P1120578_R.jpg


ものすごい気迫を感じるほどのその「へいし(掛け声)」には、遠い沖縄を想う心、
うちなんちゅ(沖縄出身者)としての誇りが詰まっていた。
ボリビアのこの場所で、彼らは彼らのその想いを叫んでるようだった。


ボリビアに来てくれた踊り手の半数はハーフ、または外国人で、沖縄の苗字を持つ、
日本語を話す日系人はごく少数。
ほとんどはポルトガル語やスペイン語を話す。
不思議な感じだけど、それは移住の歴史と今を物語っていた。


沖縄の伝統芸能を現代的に進化させた祭り太鼓、世界中に1500名もの踊り手がいる。
そのうちの世界中のうちなんちゅ200名がこうやってボリビアのオキナワに集まった。
言葉も生活も現地色に染まっても、世界に散らばった仲間の応援に駆けつける。
こんなにもアイデンティティの強い民族はいないんじゃないかなあ。


IMG_1000_R.jpg


自分も沖縄では太鼓を叩く人間の端くれだった。2年ぶりに持つ太鼓はなんとも言えない位の喜びだった。
私はヤマトンチュ(日本人)だけど、うちなんちゅに負けないくらい沖縄が大好きだ。
(ちなみに私も上の写真のどこかにいます)


IMG_1009_R.jpg


そして、各国から来た支部の人たちもきっと同じ気持ちだろう。
世界中にちらばったうちなんちゅを繋ぐ一夜。
青年たちの力強い演舞。太鼓の振動が胸を突く。へいしが心に響く。

CIMG2587_R.jpg


舞台の前の席に座って、手拍子しながら演舞を見るおじいおばあたちの笑顔が忘れられない。
遠い沖縄を知らない子どもたちの演舞に見入る真剣な表情が忘れられない。

思い出してほしい、遠い遠い沖縄のあの風景、思い出、離れ離れになった家族のこと。



昔の話を聴いた。今年98歳を迎えたとっても元気な山城のおばあの話。
生まれは伊江島、若いときに満州に渡り、戦争を乗り越え、沖縄がアメリカの傘下から日本になった後、
敗戦の闇の中にある希望だったボリビアに家族で入植したのが45歳の頃。


しわしわでシミだらけのその細い手で、その瞳でいろいろなことを思い、感じてきたんだろう。
その話を私と一緒に聞いた、おばあの孫にあたるお母さんたちは涙していた。


肝心(ちむぐくる) 沖縄の魂 はいつまでもこうして次の世代へ伝わっていくんだろう。



プロフィール

NozomiToyabe

Author:NozomiToyabe
千葉県出身。
沖縄の名護市から飛んで南米はコロニアオキナワへ。
ボリビアで体育隊員として活動中。帰国の日が近づいて来る中、私ができることって何!?日々奮闘中。

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